ダイヤモンドの評価「4C」の意味とは

QDM COLUMN VOL.126

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VOL.126ダイヤモンドのグレードを決める4Cとは?

公開日:2019.11.05

執筆者:山田花子

婚約指輪(エンゲージリング)に絶大な人気を誇るダイヤモンド。ダイヤモンドは天然石なので1つとして同じものは存在せず、その価値は4Cという基準で表されています。
4Cはダイヤモンドの品質における世界的評価基準で、複数の鑑定士が4Cについて鑑定した結果が鑑定書に表記されています。

ダイヤモンドの評価「4C」の意味とは


1.ダイヤモンドの4Cの1つ目は「Carat カラット(重さ)」

カラットと言えばダイヤモンドの大きさだと思われる方もいるかもしれませんが、カラットは「重さ」を表す単位で、1カラット=0.2グラムです。
重いものほど希少価値が高くなりますが、原石のほとんどが1カラット未満のものばかりだと言われています。


2.ダイヤモンドの4Cの2つ目は「Cut カット(形状)」

カットはダイヤモンドの輝きを引き出す大切な要素で、職人の技による正確なカットによりダイヤモンド本来の美しさを引き出すことができます。
光を最も効果的に反射させるようにと考案された「ラウンドブリリアントカット」は、婚約指輪において最も人気の高いカットスタイルです。


3.ダイヤモンドの4Cの3つ目は「Color カラー(色)」

ダイヤモンドは、わずかにカラーがついているものが多く、無色透明に近いほどグレードが上がります。最も光の透過性が高いとされる無色透明の「D」から、最も黄色味が強い「Z」までの23段階に評価されています。
カラーグレードは、専門家が適正な光源のもとで見て初めてその違いがわかるくらい、微妙な差です。
また、カラーには好みもあるので、グレードだけでなく自分のお気入りのカラーを求めるケースもあります。


4.ダイヤモンドの4Cの4つ目は「Clarity クラリティ(透明度)」

クラリティとは「透明度」を指す言葉です。ほとんどのダイヤモンドには内包物やキズなどがあり、その大きさや場所などを鑑定して評価が決まります。包有物が少ないと透明度が上がり、グレードが高くなります。
専門家が適正な光源のもとで10倍のルーペで調べ、光の通過を邪魔する内包物などが全く感じられないものを最高の「FL」とし、内包物の数により11段階で評価されます。



4Cのグレードでその稀少性が認められ、価値も上がるダイヤンド。その評価の違いは非常に細かい差で、専門知識のない一般の方が、それらを判別することは困難を極めます。
ダイヤモンドを選ぶ際には、4C各要素の評価を参考にされたうえで、お二人の好みを重視されるのも良いでしょう。


公開日:2019.11.05

株式会社 ディアマン
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事業内容:
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