結婚指輪(マリッジリング)の内側に入れる誕生石の意味や伝承。

結婚指輪に関するご質問

F.A.Q.

Q4.誕生石について

1月の誕生石「ガーネット」

「友愛・忠実・貞節」を表すガーネットは、忍耐力を養い、地道な努力を実らせ、勝利へ導くといわれています。
古くから世界各地で神聖な石として崇められ、中世ヨーロッパでは「一族の血の結束」を表すとして王家の紋章として尊ばれていました。
また、大切な人との別れに再会の誓いとしてガーネットを贈りあったり、友情の印とされたりなど、深い「 絆(きずな)」の象徴としての伝承が数多く残っています。

2月の誕生石「アメジスト」

「誠実・心の平和」を表すアメジストは、真実の愛を守り、絆を深める、邪悪なものを払い除けると伝承されています。
ギリシャ神話には、酒に酔ったバッカスがけしかけた獣から女官のアメジストを守るために月の女神が純白の水晶に変えた後、酔いから覚めたバッカスが罪を反省し、水晶にぶどう酒を注いだことから紫色の美しい宝石なったといわれています。そのため、語源となったギリシャ語の「amethystos」は" 酒に酔わない" という意味があり、お酒からだけではなく、感情の乱れに流されない、思考の偏りを防ぎ、冷静さを保つといわれています。

3月の誕生石「アクアマリン」

「沈着・勇敢・聡明」を表すアクアマリンは、深い愛情に恵まれる石、また穏やかで平和な気持ちに導くと伝承されています。
また、幸せな結婚を象徴するとともに、子宝に恵まれる宝石といわれています。
神話では海の精の宝物が浜へと打ち上げられ宝石になったのがアクアマリンといわれています。その名のとおり海とのかかわりも深く、船乗りたちの間では航海安全や豊漁のお守りとして大切にされてきました。海だけでなく、旅行などに身につけていくと不慮の事故や災害から身を守ってると言われています。

4月の誕生石「ダイヤモンド」

「永遠の絆・純潔・清浄無垢」を表すダイヤモンドは、存在する石の中で最も硬く、そして最も強く輝く石です。
永遠の絆ということから婚約指輪に選ばれることの多い宝石です。
語源はギリシャ語の adamas(アダマス)で、不屈なもの、征服できないに由来します。

5月の誕生石「エメラルド」

「幸運・幸福・愛・新たな始まり」を表すエメラルドは、大きな愛と癒しを持つ石といわれています。
かつて、エメラルドはビーナスに捧げられ「最愛の者の誠実さの証」として恋人たちにいい伝えられていました。
世界の4大宝石にも数えられ、古代エジプト時代にはクレオパトラも愛用し、鉱山も所有していたという話もあるため、富と権力の象徴でもあったとされています。鮮やかな緑色を表現する上では「エメラルドのような○○」といったように慣用句として使わるほど、時代を超えて人々を魅了しつづける宝石です。

6月の誕生石「ムーンストーン」

「健康・富」を表すムーンストーンは、感受性を豊かにし、直感力を高める石と伝承されています。
また恋人たちの石とも呼ばれ、希望と愛を育み幸福になれるといい伝えられてきました。
プリニウスの「博物誌」やアルベルトゥスの「鉱物書」といった古代の書物の中で、「この石は、月の満ち欠けに従いその形も大きくなったり小さくなったりする」と記述されるように、シラー効果と呼ばれる真珠を思わせる柔らかい輝きを放ちます。
また、その神秘的な名が示すように、世界各地で月のパワーを秘めた石として崇められ大切にされてきました。

7月の誕生石「ルビー」

「情熱・純愛・威厳」を表すルビーは、勝利を呼ぶ石、権力の象徴として古くから愛されてきました。
ダイヤモンドの次に硬いコランダムという鉱物に属するルビーは、身に着ける人の意志を強めたり、組織の基盤、人の絆などを強くしてくれるともいわれています。
また根源的な生命力を高める事もあり、恋愛や仕事に対しアクティブに取り組めるようにしてくれたり、性的な高揚感や魅力を高める力もあるといわれています。

8月の誕生石「ペリドット」

「夫婦の幸福・和合」を表すペリドットは、持つ人を明るく照らし導いてくれるといわれています。
またペリドットは知能との関係が深く、知恵と分別を与えてくれる石とされ、それによって培われる豊かな心で夫婦の和合をはかり、いつまでも仲の良い幸せな夫婦になれるように導いていくれるといわれています。
古代人は「太陽の宝石」と呼び、魔力を解き放ち、悪霊を追い払う力があると信じ、大切にしてきました。
さらにギリシャ語では、ペリドットは「黄金石」を意味するなど、古くから重宝されてきた石です。

9月の誕生石「サファイア」

「誠実・慈愛・徳望」を表すサファイアは、不運を退け、幸運をもたらす石といわれています。また身に着けることで大きなチャンスをつかむことができると古より伝承されてきました。
ルビーと同じくダイヤモンドの次に硬いコランダムという鉱物に属するサファイアは、人の意思や組織、経営の礎等をしっかりと固め、基盤を作る助けとなる石ともいわれています。
カリスマ性や勝利運、金運などを高め、仕事に対して積極的な気持ちを持つためにも有益といわれています。

10月の誕生石「ピンクトルマリン」

「希望・忍耐・幸福」を表すピンクトルマリンは、与える愛が増幅されて返ってくるといわれている石です。
日本では「電気石」と呼ばれ、熱を加えると電気をおびるとても珍しい宝石で、健康グッズに使われている石としてご存知かもしれません。
そのように、トルマリンは心身を活性化し、バランスを整えてくれる効果があるといわれています。
そのため生命力や意志を高め、困難な状況を乗り越えたり、目的に辿り着くための手助けをしてくれるといわれています。

11月の誕生石「シトリン」

「希望・繁栄・活力」を表すシトリン。商売の繁盛と富をもたらす幸運の石として重宝されていきました。
新しく事業を始めようとする人や会社をもっと拡大したいと願う人に心強い石です。
また、途中で困難や壁が生じたとしても、それを克服する勇気や知恵を与えてくれるともいわれています。
語源は柑橘類であるシトエンの果実に石の色が似ていることに由来しています。中世ヨーロッパでは「トパーズ」と呼ばれ上流階級の人々に非常に愛好されたとの伝記が残っています。

12月の誕生石「タンザナイト」

「高貴・冷静・空想 」を表すタンザナイトは、緊張をほぐす効果があり、ストレスを発散させ、落ち着きをもたらすといわれています。
1967 年にアフリカのタンザニアで発見された比較的新しい宝石で、見る角度によって青色、紫色、灰色などに変化する多色性という特徴を持っています。キリマンジャロの夕暮れ時の青い空の色に似ていることから、タンザナイトと名付けられ、世界中で知られるようになりました。